05年9月、圃場の風景

写真撮影日 9/1

東側 65a 西側 65a
いちばん東側、右側が南部早生ひえ。
左側がこきび、その奥が茶きび。
北側早生ひえの隣が穂ひえ。
左奥が茶きび、真ん中奥が早生ひえ。
穂ひえの穂、だいぶ揃ってきた。 今はまだまばらな穂ひえだが、穂が出揃うと
茶色の穂色に染まる。
南側から撮影。こきびと早生ひえ。 南側の粟と南部早生ひえ。
倒れたひえも穂を立ち上げている。
少し遅くなるが収穫もできるかもしれない。
少し実が入ってきたあわ穂。
9月末頃の刈り取り予定です。
花が盛りのロシアひまわり。 穂先に花が咲いている白えごま。
日高在来えごま「びう」
こちらはまだ花が咲いてこない。
黄あわ。左側は手無し金時豆。
左が正和大納言、右が黒大豆。 左が黒大豆、右がカムイ大納言。
真ん中がくらかけ大豆、右は虎丸。 ひだりがつる金時豆、右が白鶴の子大豆。
ホピの聖なるコーン。 ひげはだいぶ黒くなって来たが、
中の実はまだ白い。

9/1 こきぴのけさがけ風景。

昔は皆、刈り取りした後に乾燥させてから
脱穀していたのだが、今時こんな事をする
人はいない。 米でも麦でも、刈り取りと同時に
脱穀してしまうコンバイン方式である。
その後乾燥機にかけて(灯油で熱風を送る)
いっちょ上がりである。
雑穀もコンバインで収穫しているところもある。
穂刈りといって穂だけを刈り取っていく方法も
ある。 私は昔ながらのけさにかけての天日
干しである。太陽光と涼風によって乾燥
させるのが一番自然な方法であると思う。
成熟を迎えたこきびの穂。
写真ではわかりずらいが緑の茎と山吹色に
垂れ下がった穂色とのコントラストが何とも
良い。 日本人のDNAに訴えかけて来る。
手を休め土の上に座る。こきびを見る。
耳には虫の鳴く声、時々鳥の声。
少し汗ばんだ肌に吹いて来る風が心地よい。
初秋独特の少し甘い香りが鼻をくすぐる。
毎日ただ働くだけであるが、
それだけでそこに喜びがある。
存在するだけで感じ取る事ができる喜びと
いうものが確かにある。
自然の中に身を置いているとそう感じる瞬間
があります。

台風14号 撮影日 9/8

昨日台風14号が北海道に上陸しました。九州・中国・四国地方に甚大な被害を
もたらした巨大な台風でした。 
一昨年は百年に一度の大水害がこの地を襲いました。 昨年は直撃台風の三連発、
そして今年の14号です。
さすがに三年連続は勘弁して欲しい。せめて今年は静かな秋を迎えたかったと思う。

ほとんど倒伏してしまった白えごま。 根元から折れてしまったものは、
もうどうしようもありません。
露地播きしたノースクイーン。 ホピの聖なるコーンもなぎ倒されてしまった。
きたわせそば。 ロシアひまわりはほとんとが根元から
折れてしまいました。数本残っています。
ほとんど倒れたアマランサス。 南側の南部早生ひえ。
残っていたものも残らず倒れました。
茶きび。もう実は入っていますので
無事収穫はできます。
北側の南部早生ひえ。
きれいにたおれました。
生育順調だった穂ひえも見る影もありません。
今後の生育次第ですが、収穫は一段と難しくなりました。
しばらくは復旧作業が続きます。 捨てる物は捨て、収穫できる物だけで良しとしなければ
なりません。 毎年の事だが、穏やかに秋を迎えるという事ができないものだろうかと思う。
世界的な異常気象が続いている時代だからしょうがありませんね。
地球が泣いている。雨は地球の涙であり、風は地球の叫びである。
自然の災害というものはない。全て人為がもたらす天罰なのだろうと思う。
静かに受け入れよう。私達は地球無しで生きていくことはできないのであるから。


台風14号の様子を見て、たくさんの方からお見舞いのメールを頂きました。
ご心配頂きまして本当にありがとうございます。
私も脱サラ農民となって今年で六年目になります。
この程度の打撃でへこたれるようでは、とっくに農業には見切りをつけ、元の
サラリーマンに戻っていると思います。
今までに色んな困難を乗り越えて来ましたが、それをエベレスト(チョモランマ)に例えると
今回の台風は、まぁ、富士山くらいかな。
それほどの大打撃を受けたわけではありません。
雑穀類はどうしても1.5〜2m位の高さになるため、強風に煽られてしまうと倒伏してしまいますが、
まず、豆類は全部大丈夫です。 もともと背が低いですから深刻なダメージを受ける事がありません。
こきびは既に刈り取りが終わっていますので大丈夫。
茶きびは倒伏してしまいましたが、既に実は入っていますので大丈夫。
南部早生ひえも全部倒伏してしまいましたが、出穂後20日を経過している為、
多少刈り取りの時期は遅れますが、今までの経験からいって多分大丈夫だと思います。
あわは倒伏に強く、何ら影響はありませんので、少ないながらも収穫は問題ありません。
期待していた穂ひえが倒伏してしまったのは痛いですが、だんだんと立ち上がって来て
いますので、全滅ではありません。これからの生育具合によってまだまだ収穫の期待は
持てます。
白えごまやアマランサス、ロシアひまわり等、根元から折れてしまった物はどうしょうもありま
せんが、この程度の被害はしょうがありません。
九州地区などはもっとひどい打撃を受けているわけですから、それに比べれば
この程度の被害で済んでくれて良かったと考えなければならないと思います。

台風に限らず、自然災害は必ずやってくるものです。
防御の方法自体は何もありませんが、被害を最小限に止める工夫が必要です。
栽培品目を増やす事、同じ種類のものでも播種期をずらして収穫期をずらす事、
なるだけ全体に散らして深刻な打撃を受けないようにする工夫が必要です。
畑でエッチラオッチラ働くだけが農業ではありません。
来ると予測される被害に対して最小限の打撃で済むように工夫を凝らす事、
これも又大事な農業技術なのです。  (05/9/10)

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