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ファイルT 緑穂について考える 

バーズレストラン様

初めてメールします。

うちには1才過ぎのセキセイインコが一羽おります。

犬しか飼ったことのない私がこの子を飼い始めてすぐ、PBFDという難病に冒されてい
る事が分かり、殆ど病院通いの若鳥時代でした。
努力の甲斐あってか現在は奇跡的に完治し、今はどこの鳥さんよりも元気なやんちゃ
坊主です。

鳥専門の病院にかかることができたのは大変ラッキーだったのですが、しかし、食餌
について病院が強く勧めるのは「完全ペレット食」。
さらにそれにビタミン剤を振りかけ、鳥に有効と言われる乳酸菌も振りかけることを
勧められます。
犬を飼っていた頃獣医さんに勧められていたのはやはり「完全ドッグフード食」。
人間の食べるものを与えることは大変な罪悪であるように言われていたのですが、考
えてみれば犬は昔から人間の残飯を食べて生きてきた生き物であり、人間のものを一
緒に食べる幸せが即死に至るような悪いことのようにはどうしても思えませんでした。
案の定、最近ではドッグフードの原料の怪しさや安全性が声高に叫ばれ、手作り食が
流行りだし、あれほどペットフードを推進していた獣医大学までが「手作り食で腎臓
病を治す」なんて事を言い始めました。
鳥においても、病院が勧める「ビタミンバランスの取れた完全処方食」のペレット
が、同じ末路をたどらないとは限りません。
自然界でそのようなものを食べている鳥はいませんし、何よりそんな宇宙食のような
ものを毎日食べさせられて鳥が幸せな訳はないと思っています。
しかし、自然界の鳥は、何十種類もの穀類や野草を食べており、ペットの鳥がビタミ
ン不足に陥る可能性がある、というのも納得できます。
故に、なるべく良い食材を、たくさんの種類用意してあげることが、鳥にとってもっ
とも良い食事ということになるのではないか、と思います。

日常の混合飼料は、100%国産の「こだわり」をもつおじさんから買っております。
野草なんかも採ってきてあげたいなあと思うのですが、ここは東京、外に自生してい
るものは排気ガスで汚れています。

こちらのHPで緑穂なるものがあることを初めて知りました。
田んぼに群がる鳥をみれば、なるほど鳥が好みそうなものだと想像します。
緑穂が今の時期しか手に入らないと言うことは、今の時期鳥の体にとって必要なもの
なのでしょう。
ペレット食に不安があり、なるべく自然のものを与えたいと思うのならば、これほど
納得のいくものもないのではと思います。

体の小さいセキセイインコ一羽なので、とりあえず500グラムのものをひとつ、
注文させて頂きます。
保管の仕方はHPを見て勉強させて頂きます。

今の時代、北海道の大自然で育つ無農薬の食料など大変貴重なものだと思いますが、
是非ひとつ私の愛鳥にも分けてくださいませ。

宜しくお願い致します。 (07/9/19)
店長のコメント
初めてメールを頂いたのは緑穂の注文でした。
この時期に発送していた白粟・南部早生ひえ・うるちきび少々の緑穂をお送りしました。

早速のお返事、ありがとうございます。
緑穂の件ですが、丸山様のアドバイス通り、白粟と南部早生ひえでお願い致します。
何分、緑穂は初めてなもので、知識もなく、申し訳ありません。

獣医の先生方も、一生懸命やってくださっていると思います。
ただ、今ある「常識」が、生命体にとって正しいとは限らないのでは、と思います。
例えば、化学調味料。私たち日本人がほんの30年前は体に良いとさえいって好んで
食べていたものですが、いまや悪者扱いです。(私も嫌いで使いませんが、戦中生ま
れの母は好んで使います。)
農薬などもしかり。昔の方々は良かれと思って使って下さっていたのでしょうが、現
代これほど嫌われるとは思っていらっしゃらなかったことでしょう。
ある程度は仕方のない事だと思いますが、小さな体に10年前後しか生きることの出
来ないペット。自然界から切り取ってきた以上は天寿を全うさせてやるのが飼い主の
責任ですから、「知らなかった」「仕方ない」ではすまされないのではと思うのです。

かくいう私も、医者のいうように育てた愛犬を、自然界ではあり得ない病気で亡くし
た経験を持ちます。本当に、一生後悔しているので、この子には「知らなかった」
「仕方ない」と言わなくてもいいよう、全力を尽くしたいと思っています。

お手数ではございますが、発送の件、何卒宜しくお願い致します。
お心遣い、ありがとうございます。 (07/9/20)
店長のコメント
世の中を複雑にしているのは皆が善意だと言う事です。
除草剤の発明は農業で最も辛い苦役から百姓を解放してくれました。
化学肥料も出始めの頃は良く効いたそうです。
農業機械もなければまったく仕事が進みません。
殺虫剤も各種農薬類も必要があって生み出されてきたものでしょう。
皆が世の中の為に良かれと思ってやってきたことです。
一方的に悪とは決め付けられない側面があるように思います。

ただ、「生命体にとって何が正しい事なのか」 これはなかなか解らないでしょうね。
生命の本質とは何かが未だに未知のままだからです。
生命現象を物質的な化学反応と捉えて対処療法を施すしかないというところに限界があるのかも
しれませんね。

この度はお手数をおかけ致しました。
無事、緑穂が届きました。

うちのわんぱくインコも、最初は食べ物と理解できなかったようですが、
小房に切って口元に持って行ったら分かったらしく、食べ始めました。
仕事中机の上に新聞紙を敷いてその上に穂を置き、監視しながら食べさせていたのですが、
大変気に入ったらしく、2分前にそのう一杯食べたのに、
穂の前を通りかかるとつい素通りできなくて食べてしまうようで、
うるちきび1穂とひえ1穂を一日で食べてしまいました。
(その分求愛の吐き戻しをしてくれるので、もったいなくてしょうがないのですが
(T_T)
特にうるちきびがお気に入りで、食べ尽くした穂にくるまって遊んだりして、
穂付きはおもちゃにもなっていいなあ、なんて思ったりしました。
(そんな使用法はうちの鳥だけでしょうけど…。)

保存方法なのですが、
一週間経ったら冷凍するつもりバリバリだったのですが、
よく考えてみたら、普段食べている殻付き餌というのは、これを乾燥させたものですよね?
残りは、このまま日陰に吊して乾燥させては問題あるでしょうか?
殻付きの種子がおっしゃるとおり「生きているもの」だとすれば、
冷凍させるより乾燥させた方が自然なのでは、と思ったのですが…。

鳥のごはんに関して、輸入物は言うに及ばすなのですが、国産ものでの残留農薬や殺
虫剤など、意識的に考えないようにしておりました。
人間の食物と同様、農協を通れば避けられない問題であることは重々承知していたの
ですが、そこまで気にしていては食べさせるものがなくなってしまうからです。
それでなくても一日食べなければ死んでしまう鳥。ほ乳類なら代替え品も何となく分
かりますが、私は「食べさせるごはんがない」というプレッシャーに耐えられません。
「ひえのニセモノを食べさせてないだけマシ」と言い聞かせて育てて参りました。

こちらのHPで、無農薬の鳥の餌があることを知りました。
今回、緑穂を通して品物の確かさは充分に分かったので、今年の収穫がありました
ら、私も試してみようかと思います。
ただ、自分が慣れて確かなものになるまで、全部無農薬に取り替え、というわけには
いかないと想像します。配合の比率など自信のないことが一杯ですし、もしあまり量
が手に入らずごはんが足りなくなったら大変ですし…。移行には時間が掛か
るかと思いますが、無農薬化に向けてとりあえず少しずつでも始めさせて頂けたらと
思っております。

余談ですが、セキセイインコには「インコ臭」なるものがあります。
主人が子供の頃、たくさんのセキセイインコを飼っていて、この「インコ臭」が大好
きだったのだそうです。
言葉で表現すれば、「くさいい匂い(※くさいけどいい匂い、の略)」だそうです。
癒されるのだとか…。
で、うちのわんぱく坊主を飼うとき、鳥を飼うのは久しぶりで、この「インコ臭」を
嗅げるのを楽しみにしていたのだそうですが、うちの鳥は何故かいつまで経っても
「くさいい匂い」にならず、がっかり(?)していました。

今回、この緑穂を食べさせて2日で、なんと立派な「くさいい匂い」になったではあ
りませんか!
体臭って、考えてみれば食べ物に多大に影響されるわけですから、食べ物が変われば
匂いも変わって当然ですよね。
ということは、主人が子供の頃(おおむかし!)のごはんとおなじごはんを食べさせ
たから…ってことなのかしら?
なにはともあれ、主人も大満足!(違う意味で…)というお話でした。

またお世話になると思いますが、是非よろしくお願い致します。 (07/9/25)
店長のコメント
へぇー、インコの臭いが変わったというのは面白いエピソードですね。
多数羽飼いの会員さんにも聞いてみたところ、やはり個体によって臭いは違うそうです。
昔はとにかく、農薬や化学肥料なんかは一切無かったわけですから、昔ながらの雑穀穂を
食べることによって、臭いもまた懐かしい昔の臭い(香り?)に戻ったのかもしれませんね。
しかし、緑穂は喜んで食べると皆さんからメールを頂いておりますが、臭いまで変わったと言うの
は今回が初めてです。 うーん、臭い(体臭)まで変わるものなんですね。

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