ポンタ物語 

その一、ポンタとの出会い。 04年・夏
ポンタさんから一番最初にメールを頂いたのは昨年の9月6日の事でした。
ホームページを開設したのが7月29日ですから、まだ一ヶ月ちょっと。お客様からの初めての問い合わせでした。 穂付きの状態で雑穀を分けて頂けますか? という問い合わせでした。
鳥の飼料用にという考えは頭の隅にもなかった私は穂付き雑穀をどうするのだろう? と疑問に思いました。 雑穀はドライフラワーとしてタペストリーなどに利用される方もいますから、てっきりこのような使い方をされるのだろうと思いました。 そこで粟穂は大丈夫ですが、きびとひえは脱粒しやすいから穂付きの状態のままで送りするのは難しい、輸送中に実が落ちてしまいますよ、と返信しました。
そのときこんな返信が返ってきたのです。
大変ご丁寧なお返事を、ありがとうございました。

「穂付き」の理由は・・・我が家の鳥に食べさせたいから・・です。

最初のメールでお話しようかどうか迷ったのですが
『丹精こめて育てたものを、人間ではなく鳥のため?!・・』と
不快に思われるのではないかと考え、お話しできませんでした。

鳥は私にとって、とてもとても大切な存在です。
だから、良いものを、美味しく・楽しく食べて欲しいと思っています。

こんな理由なのですが、それでも譲っていただけますでしょうか? (04/9/7)
 
ちょっとびっくりしましたね。 鳥に食べさせる為とは思いもしませんでした。
でもそれほど欲しいというものを断るわけにもいきませんね。 メールも大変真面目な内容ですし、
まぁおかしな注文ではあるけれど出来ない事でもないし、秋に収穫したらお送りしましょうね、という
事に相成ったわけです。
そのニ、ポンタとの別れ。 04年・秋
こうして穂付き状態で発送するのは結構手間がかかりましたが、無事11月10日にお送りする事が
できました。 そしてこれで全てが終るはずでした。
無農薬雑穀を飼っている鳥に食べさせたいと考える人などポンタの他にいるわけがない。
このときはまさかバーズレストランを開店する事になるとは露ほどにも思わない私なのでした。
その後バーズレストランを開店するに至った経緯は前ページに記載したとおりですが、結果的に
そのトップをきったのがこのポンタさんでした。 無農薬の殻付き雑穀を求める人が全国には沢山いるのだなぁという事は大変な驚きでしたが、でも皆さんとても喜んでくれます。 人間用の健康食品として雑穀と豆をお届けしていますが、さすがにこれほど喜んでくれる人はそうはいません。
人間用の健康食品は巷に溢れていますし、雑穀・豆も特に目新しい商品ではありませんからね。
特に前年までは健康食品店への卸し売りをしていましたから、これは実に無味乾燥なものです。
収穫してドッと送って金が振り込まれてそれで終わり。どこの誰が食べているものかもわかりません
し、美味しいのかどうか、そういった声は一切聞く事ができません。勿論価格も安いですから、苦労
して無農薬栽培することの喜びがないのです。
そこでお客様と直接取引ができるインターネット産直に取り組んでみたのですが、面白さという点で
はこのバーズレストランは最高です。 いわゆる商売的に見てしまうとけっして儲かるものではないのですが、農業の生産をしている事の喜びは大きいです。 お客様に喜んで頂けるという事が何よりなわけですから、それが自分の飼っている小鳥に食べさせる為であっても、それで喜んで頂ける
なら、その方がより価値がある事だという気もします。
少しぐらい雑穀食べたからといってすぐ人間が健康になるわけでもないですから、肉体の健康維持
に貢献するよりも、お客様の喜びという心の満足に貢献する方がずっと良い事かもしれません。
今はそんな風に考えてもいるのです。
その三、ポンタとの再会。 05年・春
さて、そんなこんなで年も明け、2005年を迎えました。
バーズレストランを利用してくださるお客様も増え、お送りした殻付き雑穀の保存法について聞かれ
る事が多くなりました。皆さん冷蔵庫に入れたり、冷凍庫に入れたりして色々工夫されているようです。
そんな時にポンタさんを思い出しました。 秋にはきび・ひえ・あわ・各3Kgとそば1kgを送っていま
す。 一年分を秋にまとめて送っていますから、まだ在庫があるはずです。
そこでポンタさんはどのように保存しているのか聞いてみました。
当座使用分は小分けしてビニールに入れ
更にドックフード用のフードキーパーにて保管してます。
             ↓
    生ゴミ等を入れる大きなポリバケツのようなもので
    フタにゴムパッキン付き。乾燥剤も入れてます。

でもって、当座使用分以外は、全てフードセーバーにて真空パックし
これもまた更にフードキーパーに入れて保管。(笑)

全て、できるだけ陽が当たらず涼しい場所に置いています。
以前、購入していた無農薬穀物については量がしれていたので
冷蔵庫で保管してました。
まず、一旦冷凍庫に入れ(虫の卵チャンを殺す為)
1週間後くらいに冷蔵庫に移して保管。
ですから、以前の我が家の冷蔵庫は鳥サマ用食材が大半を
占めておりましたです。(笑)

フードセーバーにて真空パックで保存するのは今回が初めてなので
この夏、大丈夫カナ・・と、心配してるところです。
(05/3/22)
自称なまくらポンタさんのこと、ダンボールに入れたまま玄関に置いてあるのだろうと思ったのですがとんでもない。 「何を言っちょるのかねぇ〜」とエライ怒られてしまいました。以下その時のメールです。
> しかし、たいへんですね〜。

そ〜なんざーます。
なんせ、『鳥サマ』なので〜。(笑)

> ナマクラのポンタチャンのこと、ダンボールに入れたまま玄関においてあるのかと
> 思っていましたよ。

なんとッ!!! 失礼な!!!  (`´)
     
でも・・・実はその通りかも〜♪。 (^_^;)

人間に関することは全てズボラでございます〜。

> 真空パックにフードキーパーとは、これだけやれば大丈夫とも思いますけど、逆にこ
> れほど気を使わないといけないものでしょうかね?

自分でも、そう思う・・・。
鳥に関しては、これ以外にも多々、気を遣っているので・・・
・・・すんげぇ〜疲れを感じる時もありんすぅ〜。(涙)

> 私にはどうしてもここまでやらなくても・・
> という気がするのですが・・。

にょほほほ〜〜〜♪♪♪
そうざんしょう。 丸サンがそう感じるのも当然だと思います。

「鳥の世話ばかりせんと、旦那の世話をやいちゃれ〜」と
突っ込まれることもあります。

> 大事をとってこれだけやるってな事ですかね。
> それともどうしても最低これ位はやらねばならんという事ですかね?

旨く言えないけど・・・。 どっちでもないような・・。
ただ・・そうだ!!こうしよう!って思うだけ。

まっ、人間であれば言葉で伝えることができる。
けど、鳥にはその手段がないから・・。
だから、全てに於いて、世間サマからみれば『異常』なほど(笑)
気を遣ってしまうのです。
考え方は十人十色、住環境も皆違うわけですし
保管方法なども、ご参考程度に〜〜!
と、申し上げるのみです。

(05/3/23)
その四 ポンタ恐るべしっ。
なるほどねぇ。 私は鳥飼いではないから良くは解らないけれど大切に育てているのだから、自分
がベストと思う事をやってあげたいという気持ちなのでしょうね。だんだん解ってきましたよ。
ではメールの続きを見て見ましょう。

餌に関しても、そういう理由からざんす。
もし、腐っていても「これ、変な味がするよ〜。」って言えないから。

「モノ言わぬモノにこそ、気を配るべし」
普段から、そう、考えているから
ただ、それだけの理由です。
なんと深い! 深すぎる。 普段から「モノ言わぬモノにこそ、気を配るべし」と考えているとはっ。
あなどれん! あなどれんぞポンタっ。 「山より高し父の恩、海より深い母の恩」という言葉がありますよね。 それよりもなお深きかなポンタの恩。 これだけ大切にされているなら鳥さんたちも幸せですね。
その五 ポンタよ永久に 

それに、丸サンのご厚意で譲って頂いた貴重な雑穀だったので
(ず〜〜〜〜〜〜〜っと、捜していたんです。)大切にしたかった。
本当にず〜っと探していたんでしょうね。 私もHPを開設したばかりの頃でしたし、内容もまだまだ途中のものが多かった。カウンターだってまだ500位だった。どこから検索して来たのか聞いたことはありませんが、ずっ〜と探していたからこそ一番乗りで辿り着いたのでしょうね。
そしてこのバーズレストランとも深き清らかな愛で(?)結ばれたわけですから本当に良かったです
ね。  メデタシ。メデタシ。  おしまい。

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